普通コルク、リサイクルコルクの製造方法

コルク商品を製造する際の方法をご紹介します。
(下記の図以外にも方法はあるかもしれませんが、一般的な方法としてご紹介します)

コルクの製造方法について


【普通コルクの製造方法】

  1. コルク樹皮を採取したら、自然乾燥します。
  2. 工場にて、コルク栓として打ち抜き加工をします。
  3. コルクの樹皮が厚いものは、コルク栓になります。
  4. コルク栓製造後の、残材はコルク粒として粉砕されます。
  5. コルク粒は、接着剤と混ぜてブロック・シート状に加工されます。
  6. コルク商品として展開されます。

私たちは、ここで
「新しいコルク樹皮を採取しなくても、コルク栓回収・リサイクルにより素材として使えないか?」
ということを考えました。

新しいコルク樹皮を剥ぐことがなければ、それだけ樹木としても長生きできますし、
それ以前に、コルク栓が大量にあふれていて、これをゴミとするにはとてももったいないという思いです。

【リサイクルコルクの製造方法】

  1. コルク樹皮を採取したら、自然乾燥します。
  2. 工場にて、コルク栓として打ち抜き加工をします。
  3. コルクの樹皮が厚いものは、コルク栓になります。
  4. コルク栓製造後の、残材はコルク粒として粉砕されます。
  5. コルク粒は、接着剤と混ぜてブロック・シート状に加工されます。
  6. コルク商品として展開されます。 ・・・ここまでであれば、通常と同じ
  7. ワインやシャンパンのコルク栓を、回収します。
  8. 全国から回収されたコルク栓は、洗浄、選別担当部門に運ばれます。
  9. 回収したコルク栓を分別、洗浄し、選別します。
  10. 選別された使用済みコルク栓を、粉砕、姿形状で使用します。
  11. できたコルク粒、コルク栓と接着剤を混ぜ、ブロック・シート状に加工されます。
  12. リサイクルコルク商品として展開されます。 ・・・当協会では「リサイクルコルク製品」と呼びます。