設立趣意

日本コルクリサイクル協会(JCRA)は、日本国内で廃棄されているワイン、シャンパン等泡物栓に使用されているコルクをリデュース、リユース、リサイクルに則って心身に不自由のある方々と共に新しい商品に作り替え、独立性・多様性のある 社会参加・社会貢献を目的といたします。

私共は日本におけるワインブームの拡大とともに、一度使うと大量に廃棄されるワイン、シャンパンのコルク栓を見てきました。
しかし、そのほとんどが、廃棄されゴミとして焼却処分されているのが現状です。

コルク栓は天然素材とシリコン等加工素材がありますが、コルク栓は良質な資源 で一度使用し終わっても再度利用することは可能です。
しかし、そのほとんどが、廃棄されゴミとして焼却処分されているのが現状です。 牛乳パックは現在積極的に回収され再利用されておりますが、資源の再利用や環境汚染の問題を解決するという視点から、コルク栓などから再利用したリサイクルコルクの商品化を企画いたしました。

この事業ではコルク栓等を回収するだけでなく、身体に不自由のある方々が洗 浄、手作業で種類別に選別し、加工工場に送ったり、そのままの状態で再度手加工したり、袋詰をするというきめ細かな作業をすることで、資源としての価値を高めます。

そして資源としてコルク栓を集めるだけでなく、具体的にニーズのある高付加 価値の製品に作り変えることで、有効にコルクを再利用し原料を輸入することなく製品化を実現できます。

回収・分別・商品企画・製造という、目に見えるリサイクル事業をおこない、コルク を通して障碍者の自立支援と地球環境保全の両面から、事業の意義の啓蒙活動を広く行 うとともに、実際に事業に携わっておられます関係者の方々への支援活動を広く 行ってまいります。

この経験を通じて、同じ考え方で個別に活動していた方々を同じ土俵に上がって 頂き、安全で安心なリサイクルコルク事業を長く継続するために、また事業に携 わっておられます関係者の方々とともに事業の意義の啓蒙活動を広く行うことが必要であることから、ここに日本コルクリサイクル協会(JCRA)準備委員会を設立するものであります。     

平成24年2月8日